ボクシングのバンタム級世界最強を決めるWBSS準決勝が日本時間19日早朝、英国で行われ、WBA王者井上尚弥選手が、IBF王者ロドリゲス選手(プエルトリコ)をわずか2R1分19秒のKOで下しました!
井上尚弥選手はWBA、IBFの同級2冠王者となり、次戦である決勝のドネア選手(フィリピン)との試合に進みました。再び衝撃、圧巻の強さを見せた井上選手。この試合の結果詳細と海外の反応をまとめました。
井上尚弥vsロドリゲスの結果詳細
英国グラスゴーで日本時間朝5時すぎから始まった井上尚弥vsロドリゲス戦。わずか4分ちょっとの試合時間でしたが、結果詳細は次のようになりました。
【1R】
お互いが探るようにジャブの打ち合い。ロドリゲスは右ストレート、ジャブ、左フックと繰り出す。井上もジャブを上下に放ち、右ストレートが相手顔面にヒットする場面も。
ロドリゲスが前に出て井上をロープに詰める。井上の左ボディにもロドリゲスは下がらず、ジャブで遠ざけようとする井上。ロドリゲスがパンチを当てる場面が多く、やや押し気味に1Rを終える。
【2R】
井上は開始早々ジャブからの右ストレートを当てロドリゲスをのけぞらせる。続いて踏み込むと右ボディからの左フックでロドリゲスがダウン。ロドリゲスの顔には鼻血。
立ち上がったロドリゲスに井上は右ボディを打ち込み、ロドリゲスは苦悶の表情で2度目のダウン。ロドリゲスはダメだと首を振る。立ち上がったロドリゲスに井上が連打から左ボディを炸裂。ロドリゲスから3度目のダウンを奪いレフェリーがテンカウントで試合終了。
まさに衝撃の強さを世界に示した井上尚弥選手。海外の反応もあらためて驚きを隠せないようです。
井上尚弥が原点回帰で世界王者同士の頂上決戦制す #井上尚弥 #WBSS #ボクシング https://t.co/pUizBkMZGt
— 日刊スポーツ (@nikkansports) May 18, 2019
井上尚弥vsロドリゲスの海外の反応
出典:https://www.youtube.com/watch?v=TxDT9P2w2iQ
まとめ
やっぱり井上尚弥選手は「井上尚弥」でした。「1回はどうなるかと思った」と自身もやや堅さがあったようですが、実はロドリゲス選手にはじわじわパンチが効いていたようです。
まさに目の覚めるKO勝ちで、この3試合で井上選手はわずか4ラウンドしか試合していません。これで井上選手は日本人2人目となるプロボクシング主要4団体制覇を達成し、世界で最も権威ある専門誌、米リング誌認定のバンタム級ベルトも獲得。
井上は世界戦12試合目のKO勝利で、8試合連続KO勝利と合わせて自らが持つ国内歴代1位も更新しました。記録づくめの井上選手。ドネア戦が早く見たいですね。
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